Ib Kofod Larsen Desk (イブ・コフォード・ラーセン デスク) メンテナンス

本日は、Ib kofod Larsen がデザインしたデスクのメンテナンスをご紹介します。

メンテナンス前の状態がこちら ↓

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細かいディテールと絶妙なプロポーションが非常に美しい作品です。ヴィンテージ感漂う状態も個人的にはすごく魅力的だと思いますが、やはり木部表面の汚れがあるので、しっかりとメンテナンスすることになりました。

洗浄前の天板の状態です↓

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木部の状態はよく、長年大事に使われてきたことがわかりますが、表面にはどうしても汚れや油が蓄積しているので、まずは水とソーブで洗浄をしていきます。

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↑ 洗浄すると少しずつ表面の汚れが落ちてきていることがわかります。

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↑ 左半分がソープでの洗浄後、右半分が洗浄前です。

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↑ ソープでの洗浄が完了。これだけでもかなりキレイになりましたが、まだ導管などにしぶとい汚れが残っているので、ここからは少しずつ汚れを浮かせながら洗浄していきます。

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↑ 全ての洗浄が完了、まだサンディング前ですが、木部表面の汚れはほとんど落ちて、非常にきれいになりました。ここから、木部の細かな傷や、表面的な色焼けなどをサンディングで落としていきます。

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↑ サンディング完了。オイルを入れる前のこの時点ではサンディングの番手を上げすぎず、しっかりとオイルが浸透する状態にしておきます。

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↑ オイルを入れる至福の時です。洗浄、サンディングとかなり時間と労力が掛かりますが、オイルを入れて美しい木目が浮き上がると、その疲れもすっかり忘れてしまいます。しかしメンテナンス作業はまだ途中。ここから数度に渡ってオイルを塗布し、ウェットサンディングと番手を上げてのサンディングをしていくことで、手触りが気持ち良い状態へと仕上げていきます。

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↑ 全てのメンテナンス工程が終了。オイル仕上げならではの手触りと柔らかい光沢が出て、とても綺麗に仕上がりました。

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, ourworkKohei Maruyama